役員人事につきまして

2020 年 7 月 1 日
ジェイファーマ株式会社
代表取締役社長 吉武 益広

印刷用PDF

ジェイファーマ株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、代表取締役社長 吉武 益広)は、創薬企業としての事業をより一層推進していくために、経営体制の強化を目的として、2020 年 6 月 25 日開催の定時株主総会及び株主総会終了後の取締役会を経て、下記の通り新任取締役 3 名の就任について決議いたしましたのでお知らせいたします。

取締役

2020 年 6 月 25 日付け

役職名 氏名 兼職
代表取締役社長 吉武 益広  
【新任】取締役経営企画部長 馬場 祐了  
【新任】取締役研究開発担当 井川 武洋  
取締役(社外) 大坪 聡恵 新生企業投資株式会社
【新任】取締役(社外) 森 俊介 ニュートン・バイオキャピタルインベストメント・パートナー
監査役(社外) 中村 太  
監査役 幾田 悠康  

今後は、現在治験実施中の JPH203 の胆道がんでの臨床開発、OKY-034 のすい臓がんでの臨床開発、更には、LAT1 阻害剤の自己免疫疾患への応用を進めるとともに、日本発の新規薬剤標的を厳格な臨床試験のなかから立証し、国内のみならず、海外の企業との協業等を通した医療への応用を積極的に推進してまいります。

以上

【ジェイファーマ(株)について】

(1) 名称 ジェイファーマ株式会社
(2) 所在地 神奈川県横浜市鶴見区小野町 75 番地 1
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長・吉武益広
(4) 事業内容 医薬品の開発
(5) 資本金 50 百万円(2020 年 5 月末現在)
(6) 設立年月日 2005 年 12 月 26 日
(7) 会社ホームページ http://www.j-pharma.com

【JPH203 について】
JPH203 は、ジェイファーマが独自に見出した新規の低分子化合物であり、細胞が増殖或いは活性化され、エネルギーを緊急に必要とされるときにアミノ酸を取り込む為に細胞表面に発現する LAT1 を選択的に阻害します。LAT1 を標的とし臨床開発を進めている世界初の化合物であり、医薬品の承認を取得すれば、日本発のファースト・イン・クラスの新薬となります。既に固形がん患者を対象にした第Ⅰ相試験において、良好な忍容性が確認され、がんに対する治療効果が示唆されており、現在、標準的化学療法に不応・不耐となった進行性の胆道がん患者を対象に第Ⅱ相試験を実施中です。また、この第Ⅱ相試験では、患者の背景因子に基づき層別し試験を実施しており、コンパニオン診断薬の開発も同時に進めています。

【OKY-034 について】
OKY-034 は、JPH203 と同じ標的である LAT1 に対してアロステリックに結合することで LAT1 の働きを阻害する新規の低分子化合物です。ジェイファーマは、OKY-034 の物質特許を保有する大阪大学及び神戸天然物化学より全世界での独占的な専用実施権を得ています。現在、OKY-034 は、標準的化学療法に不応・不耐かつ外科的切除不能すい臓がん患者を対象に大阪大学で医師主導の第Ⅰ/Ⅱa 相試験が進行しています。

*受容体等において、本来の活性(結合)部位とは異なる部位に、化合物が結合することで、標的蛋白質の活性や機能が調整される現象

【本件に関するお問い合わせ先】ジェイファーマ株式会社
経営企画部
Tel: 045-506-1155
Fax: 045-506-1156
info@j-pharma.com
担当:馬場 祐了(ばんば よしのり)